勉強のやる気が出るコツ(計画編)

目標設定の重要性

 勉強のやる気を出すためには、分かりやすい目標設定を行うことが大切です。どんなに苦手な勉強でも、「なぜそれをやるのか」が明確になれば、人は自然と前に進もうとします。
 たとえば「夏休み中に英単語帳を1冊完璧にする」「模擬試験で数学80点以上をとる」など、明確な数値や期限を含む目標を設定することで、やる気は格段に上がります。達成しやすいものでもいいので、小さな目標から立ててみましょう。

勉強計画を立てる際のコツ

 ①最終目標から逆算して、短期の目標を設定する
 「志望校に合格する」「最終試験で100点を取る」など、最終的に達成したい目標だけでは、曖昧で具体的に何をすれば良いか分からず、モチベーションは上がりません。最終的に達成したい目標から逆算して、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位の、具体的なプランを作ることが大切です。
 たとえば最終目標を「〇〇高校入試の英語で70点取る」とした場合、まずはどの程度のレベルの問題を、どのぐらいの速さで解く必要があるか、過去問などで確認します。
 次に、大まかな計画を立てます。「◯月までに英単語、文法を完璧にし、その後試験に向けて長文を解く」などです。そうすると、1ヶ月ごとにするべきことが見えてきます。「受験直前の1月は、とにかく長文を数こなすことに集中したい」「だから基礎固めは夏休みが終わる8月いっぱいで終わらせよう」などです。 さらに、1ヶ月を4週間に分け、1週間ごとに勉強計画を立てることもできます。最終的には1日単位で「16:00〜16:30 英単語」「16:30〜17:30 長文読解1つ」といった具合に細かく時間と内容を決めていきます。
 毎日寝る前に、次の日の勉強計画を立てておくこともお勧めです。やることが決まっていれば、翌日の勉強にすぐに取り掛かることができ、「勉強を始める」ことへのハードルが大きく下がります。
 また、あまりギリギリまで計画を詰め込んでしまうと、予定通りに進められなかった時にストレスを感じてしまい、モチベーションが下がってしまいます。平日の勉強が遅れてしまった時のために土曜日の勉強時間を予備として空けておけば、遅れを取り戻せます。もちろん、計画通りに順調に進んでいたら、土曜日は別の勉強ができて、その分だけ得した気分になれるでしょう。

②集中力を持続させるスケジュール作り
 集中力には波があります。集中できる時間帯を見つけ、その時間に重要な学習を配置することが重要です。その際、負荷の強いものから軽いものへと流すような構成にすると疲れにくくなります。
 例えば、学校から帰ってきた夕方には、負荷のかかる数学の記述問題や英語の長文をやり、夜寝る前は暗記系の勉強をやる、というような感じです。(ちなみに、記憶は睡眠中に強化されると言われているので、寝る前に暗記系の勉強をやるのは脳科学的に理にかなった勉強方法です)

③環境を整える
 集中して勉強するためには、環境を整えることも大切です。スマホの存在、部屋の散らかり、座りにくい椅子……これらは少しずつ確実にやる気を奪います。 特にスマホは、学生にとって大敵です。スマホとの付き合い方をよく考え、勉強に集中できる環境をつくる努力が必要です。アプリを開ける時間を制限する機能や、他のアプリを開けなくする集中アプリも存在するので、有効活用しましょう。勉強の時間を決めて、スマホの電源を切ってしまう方法も良いかもしれません。
 静かな場所の確保が難しい人は、図書館や塾の自習室を活用するのも良いでしょう。塾の自習室なら、必要な時にすぐ質問や勉強の相談ができるのでお勧めです。